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タイトル名 |
大いなる幻影(1937) |
レビュワー |
パセリセージさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-04-18 23:47:22 |
変更日時 |
2004-05-11 18:18:29 |
レビュー内容 |
戦争が単なる殺し合いでなく、敵を憎んでいるわけでもない。国家に対する忠誠はあるものの、戦闘を離れれば敵兵でも人間として尊重する、紳士である軍人達が輝いている。現代の伝えられる戦争とは異質の人間的な振る舞いに新鮮さを感じる。しかし、戦争が生み出す悲劇とわずかな希望に生きていく支えを見いだす人々は、どの時代でも同じである。「戦争が終わったらここに戻ってくる」幻影であるとわかっていても言葉にすることが、人間の悲しさであり、素晴らしさかもしれない。 |
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