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タイトル名 |
インセプション |
レビュワー |
kiryuさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-12-31 23:07:27 |
変更日時 |
2010-12-31 23:07:27 |
レビュー内容 |
すごーく面白くなりそうな設定はあるんだけど……。どうにも独りよがり過ぎて、苦手。ストーリーとしては単純な一本道じゃーないですか! なのにわざと分かりにくい複雑な構成にしたり、特殊な設定も説明をしないでどんどん進めてっちゃったり。 そんな些末に神経を尖らせないで私は感情移入がしたい。 時間軸のシャッフルも緊張感が途切れるからキライ。 むしろ何でもありの夢を題材しているこういう映画でこそ 「ルール」を観客と共有してフェアな冒険に挑むべき。 雪山のシーンとか、せっかく夢なんだから、無いのかロケットランチャーとか! ドンパチはもういい! と延々続くバトルに食傷気味でした。 EDはハッピーエンドにしときたい所ですが、あまりにも不自然すぎるお出迎えや思い出の中と同じ格好の子供たちを見るに、解釈を分けたいんだろうなぁって感じ。 そういえばコブの奥さん、スイートの窓からどうやって向かいのビルの窓まで行ったのかな。こういう粗さは非常にもったいないと思います。
ちなみに脱線すると、アリアドネというのはギリシャ神話の悲劇の少女の名前です。 ミノタウロスの潜む迷宮に放り込まれる英雄テーセウスに糸巻を持たせて導くという「アリアドネの糸」が有名。そのへん絡ませるのかな~と思ったけど、あまり意味はないんですね。 ちなみにイカロスのパパである ダイダロがラビリントスの設計者なんですが、この人長男が自分より優秀なので嫉妬して殺します。 この映画の父子とは対照的ですねぇ。 |
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