|
タイトル名 |
椿三十郎(2007) |
レビュワー |
monteprinceさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2007-12-09 01:33:34 |
変更日時 |
2008-10-09 23:17:25 |
レビュー内容 |
織田起用はさておきリメークの必要があったのか本当に疑問を感じてしまう。素浪人には程遠い爽やかな三十郎と声のトーンが高く凄みを感じぬ半兵衛、それはそれで許容範囲としても、オリジナルでの目的のためには躊躇なく敵を叩き斬る三十郎や半兵衛とは同じ脚本であっても全くの別人であるとしか思えない。それは鞘に収まる良い刀ではなく「抜身」と評されることへの整合性の有無ではないか。「抜身」ゆえに最後の血闘があり、惜しまれても去り行く三十郎がいるのである。森田監督は三十郎を織田でしか考えられなかったという。しかし、ギラつく抜身を表現できないのなら絶対に脚本を変え「織田版」を作るべきだったと思う。単純にこの作品は三船敏郎には似合わない。 |
|
monteprince さんの 最近のクチコミ・感想
椿三十郎(2007)のレビュー一覧を見る
|