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タイトル名 |
座頭市(1989) |
レビュワー |
駆けてゆく雲さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-12-29 15:52:51 |
変更日時 |
2003-12-29 15:52:51 |
レビュー内容 |
宿屋に泊まる市を殺しに行った浪人 緒方拳が、何も気がつかぬ風の市の背後に立って刀を抜いたものの、その市の姿にどうしても切る気にはなれずにそっと刀を収める。じーんとくるシーンではありませんか。剣を振り回すところを見せず、音や天井に突き刺さる刃、刀を収めるカットなどで、剣豪による一瞬の早業を見せるシーン。子供達が無心に遊ぶシーンや群衆のさりげない表情など、監督勝新太郎でなければ撮れないカットが満載の映画である。麻薬問題などで晩年を棒に振ってしまったが、私生活はともかく、俳優、監督としては日本の中で彼にかわるものはいないと思う。 |
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