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タイトル名 |
少年は残酷な弓を射る |
レビュワー |
のはらさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-12-09 01:05:12 |
変更日時 |
2012-12-09 01:21:30 |
レビュー内容 |
エヴァ母さんが「あたくしとケヴィンは、ええ、あの子が生まれたときから……」と裁判で証言しているような、そんな映画だった。息子との距離の取り方を探りつつ試しつつ、という、どこかよそよそしく一歩下がったスタンスの母親に、常に向けられる赤くて太い矢。この先この親子に一切光が差すことはないだろうけど、ケヴィンの想いはいつか成就するのだろうか。監督リン・ラムジーの感覚は、鮮やかな色彩で二人を包みながらもずっと「第三者」の視線を保った冷ややかなもので、この残酷な世界にはぴったりに感じた。 |
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