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タイトル名 |
海外特派員 |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-02-25 10:16:44 |
変更日時 |
2021-02-25 17:30:05 |
レビュー内容 |
ヒッチコックアメリカ渡米後の第二作目。西部劇の主演が多いJ・マクリ―が演じた主人公は、当初ゲイリー・クーパーにオファーしたけれど断られたとのこと。後にクーパーはオファーを受けておけば良かったと悔しがったというエピソードが。でも、この作品に限って言えば、逆に断られて良かったのではないかな、と。クーパーがこの役を引き受けていたら、いかにもヒーロー然として構えて、次から次へ起こるつるべ落ちの危機にも割と冷静に対処し、作品全体の緊迫感が薄まったんじゃないかと思われます。のちの「北北西に進路を取れ」(9点)に連なる、場所から場所への移動サスペンス。流石にラストの航空機海中墜落シークエンスは、屋根の上に更に軒を連ねたような憾みが無きにもあらず。しかしこの時期のヒッチコックの、「観客をハラハラさせるためにとにかく何でもやってみよう」的ショーマンシップサービス精神には、ほとほと感心させられます。 |
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