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タイトル名 |
浪花の恋の物語 |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-12-14 14:48:00 |
変更日時 |
2009-12-14 15:49:04 |
レビュー内容 |
非常にオーソドックスでガッチリしたつくりの古典的な「悲恋道行きもの」。有馬稲子って今DVDで鑑賞できる映画女優としての代表作は、何故かどれもやけに暗~い役柄ばかりなんですよね。「東京暮色」「ゼロの焦点」「波の塔」「告白的女優論」・・・どれもこれも男を死の淵へといざなう「死神ヒロイン」のごとし。「彼岸花」ですら底抜けに明るいという役でもなかったし。ご本人が好んでこういう役柄を演じたがったのか、会社から押し付けられたのかよくわかりませんが、インタビュー等での彼女のキャラクターと演じた役とが、どうも違っていたような気がするんですよね。もっともっとフツーに明るい役どころが観たかったかなと。でもこの「梅川」役に関しては適役だったと思います。なよなよとした柳腰、どこまでも薄幸そうな微笑み。こりゃ錦之助氏、実生活でも彼女にコロリと参ってしまったのも無理はない。このタイトルと東映製作という事で、もっと派手目なニギしく陽気な作品かと思っていたんですが(笑)名脇役浪花千栄子の大阪弁が出てくるだけで「ああ、これは大阪が舞台の映画なんだな」って思えるのがイイ!!このオバちゃんホント大好き! |
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