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タイトル名 |
モガンボ |
レビュワー |
放浪紳士チャーリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-01-04 09:53:23 |
変更日時 |
2009-01-04 10:40:11 |
レビュー内容 |
男性を描くのが巧みだとばかり思っていた、ウエスタンの巨匠ジョン・フォード監督ですが、なかなかどうして。この映画ではエヴァ・ガードナー、グレース・ケリーという、タイプがまるで異なる天下の美女お二人の性格をかなり強く、しかも露骨に押し出していて感心しました。いや、逆に「キング」クラーク・ゲイブルの描き方の方があいまいで喰い足りないくらい。50年代初期のハリウッド映画に数多い、蛮地を舞台にした三角関係のメロドラマ。この直後からヒッチコック三部作に主演するグレース・ケリー、一見カマトトぶって取り澄ましているのに、その実パッションが秘められている「昼は貴婦人、夜は娼婦」的彼女独自のキャラクターの萌芽が、既にこの映画から顕著だった事を確信。明らかにセットとロケーションを合成で誤魔化したショットが多いのは興醒めだけど、大スター三人の魅力が絶大なので最後まで面白く鑑賞出来ます。私も豹がテントの中を「ただ」素通りしていくシーンのユーモアには大爆笑しました。個人的には「二兎を追う者一兎をも得ず」結末にしてもらいたかったかなあ・・・。まあこれはただのやっかみですが(笑) |
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