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タイトル名 |
となりのトトロ |
レビュワー |
IKEKOさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-02-23 23:24:19 |
変更日時 |
2004-02-23 23:24:19 |
レビュー内容 |
この映画の悲劇は、「子供向け映画として、有名になりすぎたこと」にあると思います。最近の親は、「いい映画だから」(純粋に『いい』映画として、そして、子供に見せても『いい』映画として)ということで、とりあえず自分の子供にトトロを見せます。特に、家を留守にして、子供に留守番させるときに、退屈しないようにトトロのビデオ(たいてい金曜ロードショーを録画したもの)を流しておくのです。このような「とりあえず見せておく」ということが何度もあるため、子供は退屈するほどトトロを見ることになります。そして、この映画の良さがわからなくなってしまうのです。私もそうでした。頭では、いい映画だと理解しても、全て記憶してしまっているから、心で退屈してしまっているから、感動できない。これは、私だけでなく最近の子供の多くに当てはまることだと思います。そしてトトロだけでなく、ほとんど全てのジブリ映画に当てはまることだと思います。しかしジブリの映画は「子供向け映画」であると同時に、「大人が見ても楽しめる、むしろ大人だからこそ分かる素晴らしさがある」映画であることが、(特に子供をお持ちの方に)もっと広く認識されればいいのにな・・・と思います。 |
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