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タイトル名 |
シンドラーのリスト |
レビュワー |
とらおとめさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-02-11 23:19:18 |
変更日時 |
2004-02-11 23:19:18 |
レビュー内容 |
この作品に対する批判で良く見かけるのが、「ホロコーストはもっと悲惨だった。描写が甘すぎる」というものと、「シンドラーの行動は偽善だ」というものです。私はそう思わなかったので、コメントさせてもらいます。 まず、私はこれ以上悲惨な場面は見たくありません。現実の悲惨さを知りたければ、アウシュビッツの記録映画を観ればいいでしょう。目をそむけたくなるような場面(充分にあったと思いますが)を、もっと多くすればそれで、より良い映画になったでしょうか。 シンドラーの行動は、確かに自分のビジネスのためにユダヤ人を利用した側面がありますから、動機は不純だったかも知れません。でも、この時代に全くの善意の個人で、彼以上に多くのユダヤ人を助けた人がいたのでしょうか。その結果をこそ、評価すべきだと、スピルバーグは言っているのだと思います。 さて、褒めておいてなんですが、どうしてスピルバーグは、最後に墓参りなんていう場面を入れたんでしょう。「プライベート・ライアン」もそうでしたよね。私は、両作品とも、この余りにもウェットな場面が好きではありません。それも、スピルバーグらしい、と言えば言えますが。 |
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