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タイトル名 |
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 |
レビュワー |
アイーンさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2006-06-07 23:26:16 |
変更日時 |
2006-06-13 22:02:22 |
レビュー内容 |
近年まれにみる最高傑作。ショーン・ペンの演技が神がかってる。 主人公と同じことはぼんやりとだがずーっと考えてた。 正直・礼節・親切・真心などの大切さは私だけでなく全ての人が子供の頃から耳にタコができるほど言われてきたことだと思うが、突き詰めると主人公と同じ意見にぶち当たる。それらをあやふやにして生きていくことが(もっともらしいことを言うなら折り合いをつけて生きていくことが)世間で言うところの大人になるのならそうするしかないという強烈なメッセージを持った映画として受け取った。彼のように一貫して全ての人に対して平等に接しようとするのは不可能なのだと。それができないから家族やコミュニティを作ってそこで仲良くやるのがせいぜい大人のできることなのだと。自己憐憫に浸るというより、こういう性格はこの世界では受け入れられないんだなと勉強になった。自分の人生観にかなり影響を与えた映画。結局人間って自分で自分に洗脳をかけて生きるしかない存在なのだろうか。ただこの家具売ってる社長は共同経営者の息子共々なかなかいいキャラしてる。ここで働いてみたいかもと思ったものw。ちなみに主人公が考えていたタイヤ販売でのお客とのコミュニケーションは最高のやり方だと思う。こんな商法が通じる世界になればどれほど心豊かに暮らせるだろう。 10点つけたの何年ぶりだろ。やっぱハリウッドの底力はすげーや。殿堂入りです。
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