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タイトル名 |
キル・ビル Vol.1(日本版) |
レビュワー |
カワサキロックさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-04-23 00:25:53 |
変更日時 |
2005-01-19 00:13:01 |
レビュー内容 |
超ド級のB級映画。いや、ズバリC級。なんだかなぁ…。要はタラが影響を受けたカンフー映画やらヤクザ映画やらをパロって作られているんだけど、何もかもが中途半端。冒頭のカンフーも、無意味なアニメも、ユマの日本語も、大掛りな殺陣も千葉真一も全て中途半端。鹿おどしの音まで見事に中途半端。そりゃそれぞれそつなく撮られてますよ、相変わらず展開には驚かされるしさ。でも大金使ってまでしてわざわざ世界に向けて大々的に上映する映画としてコレはいかがなもんだろうか?まさにタラのオナンティーノ映画でしかないだろ。オマン濡って感じ。やり過ぎと思えるほどのグロテスクな殺戮描写は、ホントに出し惜しみ無し搾り出し!って感じでタラの火照った恍惚な表情が想像できるし。これがさ、全く無名の新人監督が撮りましたっつーんなら新しいスーパーサブカルチャー映画として話題になるかもしれないけど、タラだもん。だってタラだもん。カンヌのパルム・ドールだぜ?だからこそこんな映画撮っちゃダメなんだよ。タラが日本の文化が好きなのは嬉しいけど、その情熱を違う方向に向けたらもっとめちゃくちゃで面白い映画が撮れる監督だと思う。それは証明出来た。「キル・ビル Vol.2」はまだ観てないけど、このシリーズだったら前作の雰囲気とか設定とか全く無視しちゃっても平気だからいくらでも続編作れそうだね。あとこれって日本人が観た場合、もの凄くアホ臭いから意外と面白く感じられちゃうんだけど、これを単純に「笑えるおバカ映画」なんつー的外れな評価したらこの人怒ると思うよ。怒らないか?本来はクソ真面目な復讐劇なんじゃないの?知らんけど。…ん?じゃあルーシーのあの死に様はクソ真面目なのか?笑かそうとしてるんじゃないのか?わは。つーことで俺のレビューが中途半端なんで6点でつ。 |
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