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狩人の夜 - 円盤人さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 狩人の夜
レビュワー 円盤人さん
点数 7点
投稿日時 2004-10-09 13:56:42
変更日時 2004-10-16 12:31:03
レビュー内容
観る前は、偽牧師ハリーのキャラだけが走ったスリラーかと思っていましたが、なかなかどうして、細部に含蓄の篭った、考えさせられる作品です。本作のポイントは、主人公の少年ジョンだけが、偽牧師ハリーの本質を見抜いているという点でしょう。彼はハリーが金銭ねらいの山師だということを知っている。しかし母も妹もそれが理解できない。彼の表面だけを見て、立派で優しい人物と思い込んでいるのです。村のスプーン夫人も同様で、ハリーを怪しむのは彼女の夫の方。孤児のルビーを含め、「女は愚か」というハーパー夫人(リリアン・ギッシュ)の考えが、作品を通じて表現されています。その彼女にしてからが、息子とうまくいっておらず、本来の愛情を孤児たちで代用している状態。彼女の思想は自戒の意味も込めているのでしょう。本作が善と悪――愛と憎しみ――の戦いを描いていることは、ハリーの講釈からも間違いないのですが、単純にハーパー夫人とハリーがその両翼を担っているわけではありません。彼女たち二人が声を合わせて歌うシーンがあったり、善良に見えた村の人々が、手のひらを返したようにリンチを要求したり、結局は表裏一体のものなんですね。ジョンはその中でどんどん孤立していきます。フランソワ・トリュフォーがこの作品を褒めてるらしいんですが、むべなるかな。これぞまさしく『大人は判ってくれない』映画ですもの。
円盤人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-02-19さらば青春の光56.42点
HACHI/約束の犬66.67点
2006-10-18仮面ライダー THE FIRST65.05点
2006-10-13ヘルハウス46.20点
2006-10-1228日後...65.79点
2006-10-10ブレインデッド57.37点
2006-10-10Mr.インクレディブル87.60点
2005-01-10ドラえもん のび太のパラレル西遊記57.16点
2004-12-23素晴らしき哉、人生!(1946)68.34点
2004-12-20ロスト・ソウルズ43.42点
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