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チャップリンのニューヨークの王様 - Harpo=ひろしХирошиさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 チャップリンのニューヨークの王様
レビュワー Harpo=ひろしХирошиさん
点数 8点
投稿日時 2004-03-16 00:02:09
変更日時 2007-03-02 22:52:27
レビュー内容
 チャップリンが、名作『ライムライト』 (1952) 完成後の渡欧中に、アメリカ司法局から再入国は保障せず、という事実上の国外追放の通告を受けて、そのまま住み着いたヨーロッパで撮った、最後の主演作。確かに、前作に比べてちょっぴり太めになったチャップリンは、「放浪紳士チャーリー」の頃の全盛期よりも切れこそありませんが、どの時代になっても変わらぬ、彼らしい愉しい演出を見せてくれます。僕が好きなのは、シャドフ王がホテルの浴室で、隣の浴室でシャワーを浴びながら歌を歌っている女性を覗き見ようとするシーンと、アン・ケイと一緒に出かけるナイトクラブでの、2人組コメディアンのパントマイム・ショウのシーン。どちらも、チャップリン自らがじっくり演技指導をしたに違いない、彼の動きや表情、仕草をそのまま忠実に再現したような、実に愉しいシーンに仕上がっています。また、この映画ではホテルのルームサービスや、レストランで料理を注文するシーンが、やたら多く出て来ます。チャップリンの映画では、食べ物が特に丹念に写されることが多いと思うのですが (例:『犬の生活』でのホットドッグ、『キッド』でのパンケーキ、『黄金狂時代』でのドタ靴や豆スープとコーヒー、『街の灯』でのスパゲッティ、『モダン・タイムス』でのバナナや自動給食機でのとうもろこし・スープ・ケーキ、カフェテリアでのお盆2つ山積みの料理の数々…などなど) 、この映画を観た後、僕もホテルに泊まってルームサービスを注文してみたくなりました。
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投稿日付邦題コメント平均点
2005-08-29チャップリンの霊泉96.36点
もつれタンゴ95.00点
2005-07-31男はつらいよ 寅次郎夢枕107.00点
2005-07-02ワンダーランド駅で106.76点
2005-06-30国士無双(1986)96.83点
2005-06-12キートンの月ロケット77.00点
2005-05-13Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)106.54点
2005-05-07男はつらいよ 純情篇96.64点
2005-04-01さらば、わが愛/覇王別姫107.70点
2005-03-24ミセス・ダウト86.59点
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