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タイトル名 |
薔薇の名前 |
レビュワー |
エスねこさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2005-04-29 14:08:06 |
変更日時 |
2005-04-29 14:08:06 |
レビュー内容 |
バスカーヴィル(=コナン・ドイル)対ホルヘ(=ルイス・ボルヘス)という空前の構図を作ったのが当時、画期的でした。しかもクライマックスの舞台が『バベルの図書館』。これは中世版『名探偵登場』ですよ。他にも主要キャラクターは全て文学者が割り当たっているらしいんだけど、一度しか見なかったんでちょっとチェック漏れてますゴメン。ちなみに薀蓄。プラトンやアリストテレスは当時否定されていたわけではなく、「哲学者」と呼ばれ、異教徒の知識人の考えとして神学では研究対象になっていました。修道院の会派にもよるでしょうが、そんなに排他的じゃなかったんじゃないかな。何はともあれ、ロン・パールマンという性格俳優を発掘したのが本作最大の功績だと思ってます。 |
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