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タイトル名 |
天城越え(1983) |
レビュワー |
tonaoさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-02-13 22:26:42 |
変更日時 |
2007-02-13 22:27:47 |
レビュー内容 |
この作品は「犯人は誰か?」ではなく「なぜ殺したのか?」に焦点を当てている。序盤で犯人の見当はついてしまう。だが犯行の動機は不明のまま。妻と一緒に鑑賞したが、鑑賞後に彼女は「動機がいまいち分からない」と言った。しかし、自分は痛いほど「犯人」の気持ちが分かった。きっと本作は田中裕子の虜になるか、ならないか、で感じ方が違ってくるのである。彼女の仕草は妖艶で美しく、完全に自分は落ちてしまった。あの「さよなら」はとても印象的。40年事件を追い続けた刑事。40年女を思い続けた男。そして40年男を翻弄させた女。とても切なく、心に残る良作。年上の女性に恋したことがある男性は必見。
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