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タイトル名 |
LOVERS |
レビュワー |
なにわ君さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-09-14 15:18:53 |
変更日時 |
2004-09-15 02:52:44 |
レビュー内容 |
久しぶりに映画館で観たんやけど、やっぱいーわ映画館は。ついでにこの映画もめちゃくちゃおもろく感じてもーた。迫力あったし、映像も綺麗し、なんかね各シーンが、いちいち決まってて、かっこいーねん。特にチャン・ツィイー、最初の登場シーンからゾクゾクさせてくれるほど決まってる。なんか綺麗とかだけじゃないんよねー。思わず彼女の動きをずっと観てしまう、動きやしぐさに魅力がある。他の俳優さんも、かっこいーんだけど、前半はずっと彼女のアクションにしびれっぱなしやった。そして敵の強さもさることながら、自由自在に飛んで敵を打つ飛刀、これが、またトリッキーでしびれたわ。賛否両論あるストーリーやけど、先はなんとなくわかるんやけど、伏線のはりかたの演出が好きなんで、のめりこんだし俺はとにかく映像がよかったので、もうそれだけでおもしろくて。ただ一緒に観た友達は涙目やった。なんか、チャン・ツィイーに感情移入してもーたみたい。気持ちなんとなくわかるらしい。俺はやっぱり女って勝手、とちょっとひいてまう。だから家のテレビで観たら、評価は低くなるかも。たぶん。半年くらい映画館行ってなくて、中国系のアクションやファンタジーが好きならオススメ。<ここからネタバレ>アンディ・ラウは個人的に好きで、「インファナル・アフェア」といい、これといい、一見嫌な奴って役ってのが多いんで、がんばってるなって思う、で単なるストーカーと思われるのはちょっとせつないんで、違う見方をしてみた。仲間を抜ける彼女を殺そうとしたのは、自分を裏切るのと、抜け人には死という組織の掟もあり(それに近い台詞もあったよーな)、敵とともに抜ける仲間は殺さなければならないという私怨以外の観念もあると思う。だから彼もつらかったのだと。この世界は現代とは違って、大儀のためには己の心も捨てなければならない世界であり、彼は金城みたいに自由ではなかったのだ。彼女は恋人でもあり命をかけた同志でもあったのだ。愛情を超えたつながりがそこにあって戦争で敵と逃げるという行為は、幸せになれよって簡単に身をひけない(彼女もそれはわかっていた)。彼女が男でラウと友達という設定ならもっとわかりやすくて、ストーカーとは思われてないかも。だから単なる現代人の浅はかな執着心だけでするストーカー行為とはちょっとニュアンスが違うと思わせてくれ~い。 |
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