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タイトル名 |
夕陽のガンマン |
レビュワー |
シェリー・ジェリーさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-07-22 18:56:47 |
変更日時 |
2006-07-22 18:56:47 |
レビュー内容 |
クリント・イーストウッドが若いですね。帽子にポンチョ、無精ひげにくわえタバコと、その後の彼のイメージを決定づける姿で現れる。クールなのにどこか軽みのある演技が実にいい。この女っ気がほとんどないこの映画で唯一出てくるのはインディオがうつろな瞳で思い出す若い女性。この美しい人が物語のカギを握る。「俺の名はモーティマーだ!」と叫ぶ初老のガンマン。驚くインディオ。2人が大切に持つ、裏側に写真のあるオルゴール付きの時計で、敵のインディオは実は家族同然であることがラストで判る。敵役インディオですら、この瞬間を待っていたかのようなラストの決闘シーンは、これ以上ないくらいの緊張感が走る。そして耳に残る、西部劇風な口笛まじりのメロディー。時にはバロック調の旋律も劇的に響く。さらには哀愁をおびたオルゴールの音色も混じる。そう、あのモリコーネの曲です。たくさん人が死ぬのにどこか叙情的。名作と呼ばれる所以かもしれません。
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