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タイトル名 |
ジョゼと虎と魚たち(2003) |
レビュワー |
no oneさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-01-01 04:48:05 |
変更日時 |
2006-01-04 06:00:13 |
レビュー内容 |
う~ん……ちょっと、共感できないなあ。とくに恒夫、自分とはかなり違う性格の持ち主で、よくつかめない。話の流れを見ても、自分の経験と重なる部分がない。雰囲気は良い。でも映像的にとりたてて洗練されているというわけでもないし、記憶に残らないだろう。海の場面がいちばんきれいだけど、海を鮮やかに映すのって比較的簡単なんじゃないの? 珍しくもないし。また、恋愛映画なのに、二人の恋愛感情はあまり伝わってこない。感覚的な表現が非常に上手く(朝ごはんの味とか、乾いた空気とか)、巧みに観客をひきこむ力があるのは確か。それだけに、あまり実感の伴わない恋愛物語でも、騙されて最後まで観てしまった。本当にお互いを好きだったの? という根本的な疑問すら感じる。寂しさと、ほっとけないという使命感で引き合ってただけじゃないのと思った。ほんと、わっかんないよなあ……そもそも出刃包丁を振り回す女に惚れる気持ちがわかんないだもんなあ。 あ、でも音楽にくるり、イラストにDを選ぶのはほんとにいいセンスだと思う。 |
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