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タイトル名 |
鳥(1963) |
レビュワー |
映画小僧さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-03-03 12:37:19 |
変更日時 |
2004-03-03 12:37:19 |
レビュー内容 |
特撮の出来不出来でなく、作品としての力が勝っている映画ですね。TVで初めて観た時は、その無気味な画面づくりに不安感を覚えまくりでした。(ボートで湖の対岸にそっといくところなど、しかも1人で、曇り空、決して明るくない湖の色や、学校のジャングルジムにあつまる鳥達)ヒチコック監督の描く恐怖は、視覚はもちろん、画面にない、映っていない部分からも怖さが伝わってきます。鳥が何故、人間を襲うのか、その理由が明らかにされないまま、エンディングを迎えるわけですが、これは理由のない殺意ほど怖いものはないというメッセージなのでしょうか。原因の解明もできずに、ただ受け身になる人間。脆さや弱さを描いて、やはり第一級の作品です。 |
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