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タイトル名 |
火垂るの墓(1988) |
レビュワー |
映画小僧さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-03-27 09:42:47 |
変更日時 |
2004-03-27 09:42:47 |
レビュー内容 |
切なくつらくやりきれない。映画として、アニメとして、観る者に「戦争」の悲惨さをいやというほど見せつける作品です。知人に、毎年夏になるとこの映画を思い出すわ、と目を潤ませる人がいて、その影響力の凄さに驚きます。戦争による哀しみ、その哀しみに耐えながら必死に生きていく兄妹の姿は、単なる批判よりも「生へのしがみつき」に思えて、「生きる」ことの大切さも教わったような気がします。節子が池のほとりで、1人水面に映る自分とジャンケンするシーンは何度みても泣けます。誰がこんな風にしたのか。声を荒げる「反対」の言葉よりも、自分にはこの1シーンがとても痛く、多くを物語っている気がしてなりません。 |
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