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タイトル名 |
至福のとき |
レビュワー |
映画小僧さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-03-05 11:04:34 |
変更日時 |
2004-03-05 11:04:34 |
レビュー内容 |
観ていて、これは中国版チャップリン映画のような錯覚を覚えました。盲目の少女のために、失業になった人々が「何とかしてあげよう」と奮闘するやさしい映画です。自分が不幸であるのに、それでも困った人を助けようとする、お話としてはできすぎなんだけれど、こうした善人達のドラマもたまにはいいかも。映画の中盤、多くの人が行き交う交差点で、少女が助けてくれている人の顔を確かめようと向き合う場面がありますが、広い世界でたった2人で生きようとしている様子がよく描けていると思います。 ラストは1人で生きていく少女をカメラが追う形で終わりますが、 決してハッピーエンドじゃないですね。安心させない終わり方で その後、どうなったかは観客に委ねるという形をとっています。 もちろん、幸せになって欲しいと願うのですが。 |
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