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タイトル名 |
我が道を往く |
レビュワー |
映画小僧さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-02-18 16:19:18 |
変更日時 |
2004-02-18 16:19:18 |
レビュー内容 |
リアルタイムでは当然観られる訳もなく、劇場で観たのは、映画祭の中の1本として。TVでは、1.2度みたことはあっても、途中途中のやたら脳天気なCMのせいで、「感動」もしなかったが、やはりスクリーンで観ると、違いますね。アメリカの持つ良心がすごく出ている作品です。教会の再建で派遣された若い神父と、その古い教会で頑として、自分のやり方を曲げない老神父。この2人の心の和解、そして関わりあう街の人々を実に丁寧に描いた作品です。白黒の画面が醸し出す優しいトーンと相まって、本当に心が洗われます。最も好きなシーンは、父親の目の前で、息子と結婚した娘が過剰なまでの熱々ぶりを見せ、「もうそろそろ用意しないと」と奥の部屋に引っ込んだ途端、娘がその父親に向かって 「ごめんなさい。でも、今日は特別なの」。しかし、父親は何が特別か分らずいぶかしがるばかり。でも、奥の部屋から出て来た息子は軍服を着ていて、今日が入隊日だと知る。「必ず帰って来てね」くちづけする2人。唖然と見つめる父親。出ていく息子。そうか、そうだったのかと目で娘と話する父親。この場面でいつも涙が溢れてしまいます。そして有名なラストシーン。老神父のお母さんを招いて、涙の再会を背中にそっと教会を去る若い神父。それは、丁度クリスマスの夜。うーん、困った書いてる端からまた観たくなってきた。 |
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