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タイトル名 |
タイタンの戦い(2010) |
レビュワー |
六本木ソルジャーさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-05-04 14:40:10 |
変更日時 |
2010-05-04 14:40:10 |
レビュー内容 |
3D版を鑑賞。しかし持病もあり、3D映像を見ていると気持ちが悪くなり、耐えられなくなる。映画鑑賞を諦めて、ふて寝でもしようとメガネを外した途端に気持ち悪さがなくなったため、メガネなしで鑑賞してみた。もともと2D作品を強引に3D化したということもあるのかもしれないが、メガネなしでも鑑賞には意外と困らないというのは新たな発見。字幕は二重になっているが、セリフが少ないこともあり、それほど影響がなかった。しかし、3D設備が充実していそうな新宿ピカデリーでわざわざ鑑賞したにも関わらず、この状態に陥るようでは3D映画を見るのはしばらく遠慮せざるを得ないようだ。 単純なファンタジーアクションは好みということもあり、メガネなしで鑑賞しても意外と楽しめた。予定調和気味に進み、ハプニングがなくワクワク感やドキドキ感がないばかりか、深みも全くない作品だが、それなりにアクションを堪能でき、冒険に出たような気分にはさせてくれる。 神ではなくて人間であり続けたいという願うペルセウスは結構なことだが、逆にストーリーの面白みが削がれたという気もする。オリジナル版のようにゼウスから贈られる不可思議なアイテムを効果的に利用して、次々と現れる強力なモンスターと対決するという面白みがなくなった。一度も見たことはないアニメだが、『聖闘士星矢』からインスピレーションを得たと監督が語っているようなので、アイテムや必殺技や仲間やライバルなどを充実させて欲しかったところだ。カリボス辺りをもうちょっと歯ごたえのあるライバルとして描けば、もっと盛り上がったのではないか。 ラストのゼウスからの贈り物を活かすためにも、もうちょっとラブストーリー面も強化したいところ。一応『魔女の予言』がキーワードにあるのだから、予言どおりペルセウスが殺されそうになるところを彼女が身を挺して庇うくらいのシーンがあってもよい。 ずっと見守ってきたらしいので、役割を全うさせてあげたい。 また、ポセイドンやヘラなどの神々の登場や彼らの会話がなかった点もやや物足りないところだ。ペルセウスの冒険ばかり一本調子に描いていても飽きるので、画面を変えて、観客を飽きさせないようにしてもよかったか。自ら火傷を負った訳の分からない信奉者のような奴を要所で描いても、あまり効果があるとは思えない。 |
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