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タイトル名 |
アフリカの女王 |
レビュワー |
六本木ソルジャーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-08-14 15:28:35 |
変更日時 |
2010-08-14 15:28:35 |
レビュー内容 |
昔の映画は単純で面白いと素直に感じさせる作品。 ボガートとヘプバーンの息のあった演技が素晴らし過ぎる。 男性と女性のコンビなので本来の意味とは違うが、優秀なバディムービーに仕上がっている。 かなり距離があった二人の関係がナチュラルな形で惹かれ合う姿も印象的だ。 お互いの気持ちを確認し合った後は、驚くほど親密になっていくがそれもまた微笑ましい。 道中において、つかの間の幸せを感じたときに、このまま復讐なんて忘れてどこかで静かに暮らしたいというような切ない雰囲気も感じられるようになっており、心の内側もきちんと描かれている。
船の上だけのシーンで構成されているにも関わらず、全く飽きることがなく、これだけ集中力や緊張感を保てるということは、俳優の演技だけではなくて、監督の技量も相当のものではないか。 想像もつかないような困難が待ち受けていたり、意外と地味な展開があったりと、緩急のついた展開も優秀だ。 さすがに、プロペラがぶっ壊れたときにその場で溶接するという発想はなかったが、そういう突飛な展開も本作を豊かにしている。
最後の展開も、“映画”らしいハッピーエンドを迎えている。 昔の映画ということもあるかもしれないが、ご都合主義というよりも単純に楽しめてハッピーになれるような展開となっており、好感がもてた。 はっきりいってメチャクチャといえるようなストーリーなのだが、なぜだか悪いイメージを全く受けなかった。 |
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