みんなのシネマレビュー
次に私が殺される - 六本木ソルジャーさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 次に私が殺される
レビュワー 六本木ソルジャーさん
点数 8点
投稿日時 2005-04-03 19:16:43
変更日時 2005-04-03 19:16:43
レビュー内容
まずは、もったいぶった演出がツボに嵌まった。
暗闇を基調とした独特の映像も気に入った。さすがに評判の監督だけはある。
主題としては「映像の暴力」を批判しながらも、本作が「映像の暴力」を売りにしているという自己矛盾を抱えている点も面白いと思う。
映画の中で「大衆の要求に応える」ことの重要性を語っているから、そのあたりに矛盾に対する答えを盛りこんでいる気がする。
また大衆の「潜在的な暴力嗜好」として、冒頭の飛び込みを描くことにより、見たくなくても見てしまうという衝動は主人公だけでなくどんな人にでも抱えているものであることを示している。
これは映画の中の主人公が興味本位で巻きこまれている虚構の世界を描こうとしているわけではなく、より現実的な世界を描こうとしている姿勢が感じられる。
映像と現実とのズレを解消しようとしている相当に良い例を持ち出していると思う。
サスペンスとしても実に手が込んだ面白い脚本だった。
見ている時には、一瞬で「どうせこの新しい教授が犯人なんだろう」と思わせておいて、教授を単なる前振りにしか用いないという大胆な使い方。
そして「じゃあ、犯人誰よ?」と謎を深めさせておいて、結局「なんだ嫉妬女の単なる逆ギレかよ」と落胆させておいて、ストーリーを全て原点に戻すというのも斬新だったなあ。
その上、ラブストーリーの要素を絡ませるなんて、これまた素晴らしい。
自分が好きな女が好きな男のビデオを見ている姿をその女のことを好きな男がビデオに映している姿が映像として流れるのも面白い仕組みだ。そして見ている者に対して少し切ない気分にさせる。
この切ない気分にさせることによって、ラストの単なる「お茶への誘い」が単なるものではない効果をもたらしている。
六本木ソルジャー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-05-14ブルーバレンタイン86.87点
2011-05-09アンノウン(2011)65.77点
2011-05-03塔の上のラプンツェル77.50点
2011-05-03SOMEWHERE76.70点
2011-05-03ブンミおじさんの森45.06点
2011-04-23デュエリスト/決闘者86.83点
2011-04-23戦場にかける橋67.20点
2011-04-23勇気ある追跡66.08点
2011-04-23エンジェル ウォーズ65.78点
2011-04-23イリュージョニスト(2010)76.92点
次に私が殺されるのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS