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タイトル名 |
A.I. |
レビュワー |
マイカルシネマさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2005-04-04 00:56:01 |
変更日時 |
2005-04-04 00:59:55 |
レビュー内容 |
個人的にはキューブリックには苦手意識があるので「キューブリックが撮っていたなら・・・」などということは考えなかった。むしろ、この映画の問題点は中盤から挿入されるロボット狩りとジゴロロボットの不要なエピソードにもあると思うのだが、それはスピルバーグがファミリー映画を作ろうとした過程でシニカルなキューブリックの爪痕が残ってしまった結果なのだと思う(「時計じかけのオレンジ」などからわかる)。細かな突っ込みどころを良しとすると、前者のエピソードとラストをカットするだけでもこの映画はもっといい作品になったはずだ。理想とする子どもを手に入れるために機械に感情を持たせてしまう身勝手な人間というテーマは手塚治虫の時代から用いられてきた。スピルバーグは因縁からか宇宙人に助けを求めてしまったようだが、そういった意味でラストはデイビッドが海底でひたすら祈るシーンで終わるバッドエンドにしておくべきだったと思う。 |
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