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タイトル名 |
マルコヴィッチの穴 |
レビュワー |
マイカルシネマさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-11-07 02:53:02 |
変更日時 |
2005-03-31 17:22:54 |
レビュー内容 |
なんか前半と後半で話が別物みたいになってました。前半部は奇妙な舞台と登場人物たちが独特の世界を作ってていい感じでしたが、後半の愛憎劇にあまり感情移入できなかったのが痛い。後半部も潜在意識の世界の描写とかはすばらしいのですが、同情すべき被害者である2人を逆に憎らしく思ってしまうのが最大の失敗でした。結局、いちども入っていないマキシンのほうが最悪の「ヴィッチ」でした。しかし、カウフマンの脚本には破錠がなく、体面ばかり気にする人間のおろかさをうまく表現できていたと思います。後半部が暗い内容になったのはそういった人間批判に話をもっていったからでしょう。それだけに皮肉なラストは重く響きます。伏線も重要なところに張られているのでそれらの点は評価したいです。前半部だけか、後半部のドラマをもうちょっと感情移入しやすく出来てたら9点でした。 |
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