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タイトル名 |
モナリザ・スマイル |
レビュワー |
kokayuさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-08-25 23:50:25 |
変更日時 |
2004-08-25 23:51:39 |
レビュー内容 |
フェミニズムの匂いのする映画だなぁ…と思って劇場に足を運びました。ところが大間違い、フェミニズムの「フ」の字も感じられませんでした。「保守的な女子大」、そして「その女子大の伝統を壊そうとする女性教員」「結婚が全てだと思っている女学生達」「結婚が全てだと思いつつも法科大学を志望し、思い悩む女学生」「女の主張も聞かずに婚約を押し進めてしまう男」…こういった場面設定やキャスト設定が全く生かされていません。 この作品、ラストの「目的をもちながらさまよう人もいる」みたいなセリフにストーリーの全てが集約されていますよね。それは凄く素敵だし良かった。でも「目的をもちながらさまよう人もいる」というセリフが監督のメッセージなのだとしたら、この作品の舞台は「保守的な女子大」でなくていいと思います。というか、そうでないほうがいいです。 もしあの場面設定でいくなら、法科大学に受かった女学生はちゃんと進学すべきだし、キャサリンも大學を出て行くべきではなかったのでは?と思います。…話自体はつまらなくなかったのですが、「フェミニズム」を期待して観ると、とても裏切られた気分になります… ちなみに一番心を打たれたのは、ジゼルがベティにひどいことを言われつつも、ベティをなぐさめるシーン。 |
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