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タイトル名 |
愛のむきだし |
レビュワー |
ころりさんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-10-01 09:36:20 |
変更日時 |
2013-10-01 09:36:20 |
レビュー内容 |
とにかく密度の濃い4時間。冒頭の1時間半は何がしたいのかわからず、ひたすらボレロでもうやめようかとも思ったけど、満島ひかりと安藤サクラの登場で俄然盛り上がり、主人公一家の崩壊あたりですっかりハマってました。確信犯的にチープな映像の合間に魂を持っていかれるシーンがちりばめられていて、とにかく気が抜けない。ちょっとエミール・クストリッツァの映画みたいだとか思ってしまったりもした。あと、ユウがヨーコを新興宗教から救うだけで終わらず、最後はヨーコがユウを精神病棟から救うというところには、人の心を何かの枠にはめようとする「施設」vs「むきだし」状態の愛という構図が見えて、この映画のシンプルなメッセージみたいなものを感じることができた。そして、西島、満島、安藤の3人は本当にすばらしかった。監督の才気と若い俳優のエネルギーが見事に結晶化した快作であり怪作。 |
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