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タイトル名 |
アバター(2009) |
レビュワー |
ウィマさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-04-11 22:04:01 |
変更日時 |
2010-04-11 22:04:01 |
レビュー内容 |
今後、私の人生の中で、3Dメガネを付けて観た初めての長編映画として記憶に残るのでしょう。アバター、私は楽しめました。特に気に入ったのがナヴィのヒロインで、最初は違和感があったけれど、強さと女性らしいしなやかさを併せ持つ彼女に、次第に惹かれて行きました。一族の木が襲撃され、彼女の父が殺されたときの絶望的な心境を思うと、自然と涙が流れていました。これと同じようなことが、実際に地球上でも起きていたと考えると、あらためて人間の非道さを思い知ります。結局、殺戮によってストーリーが終結してしまうのは哀しいですが、鑑賞する側からすると、力には力をもって対抗するしかスッキリ終わる方法は無かったので、仕方ないことだったのでしょう。あくまでもエンターテイメントとしての映画作りなのだということです。疑問が残る終わり方であっても、疑問にしておくことが、社会に対する考えをかえって深めるのかもしれません。本当はどうすれば良かったのか?と考えるきっかけになるからです。けれど反対に、エンターテイメントとしか観ていない人が居ても、それはそれでいいのではないでしょうか。話題づくりに貢献していますからね。少なくとも私はこの映画を「映像美だけの中身の無い映画」とは思いませんでした。侵略者に対する、身が切り裂けるほどの怒り、自分の住処が破壊されていくことへの悲しみ…ジブリではそのあたりはあまり感じられませんでしたが、この映画では痛いほどわかりました。 |
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