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タイトル名 |
第9地区 |
レビュワー |
ウィマさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2010-09-23 00:39:14 |
変更日時 |
2010-09-23 00:39:14 |
レビュー内容 |
序盤は、スラム街の住民達にスポットを当てたドキュメンタリー映画仕立て。しかし途中でれっきとしたSF映画に変身します。主人公が駄目すぎて全く期待できないので、たとえ彼がピンチに陥ったとしてもそんなにハラハラせずに見られます。別に死んでもいいかなって。まぁ死なないんですけどね。登場する人間は全員、馬鹿すぎて救えないので、いちいちムカつくのはやめました。エイリアンよりよっぽど野蛮です。後半はずっと銃撃戦で、あのパンパン破裂する音が苦手な私は苦痛でした。そこで出てきたのが例のスーツ。大逆転のチャンス!と思ったのもつかの間、主人公は駄目男だという事実が改めて突きつけられる結果に。彼は特別な訓練を受けたわけでも、エイリアンを救うという使命に燃えているわけでもありません。彼が持つのは、ただただ、自分が助かりたいということだけ。まぁ、駄目男らしい選択だよなー。と思っていたら、最後ばかりは駄目じゃなかったみたいです。それにしても、メディアや自分の周りの意見ばかりに流され、実際に目で見て確かめないというのは恐ろしいことですね。私を含め、世界中の人間のほぼ全員が、そのような不確定な情報を基に差別心を生み出していると考えると、この映画って本当にリアリティに溢れていると思うんですよ。 |
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