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タイトル名 |
風立ちぬ(2013) |
レビュワー |
じょるるさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-08-02 16:12:10 |
変更日時 |
2013-08-02 16:12:10 |
レビュー内容 |
鑑賞中は、特に菜穂子の場面に涙するのだが…。 後になって、じっくり考えると「随分と男に都合のいい女性」と思う。 あなたは白馬に乗った王子様よ、泉にお願いしていたの、お受けします、 会いたくて抜け出して来ちゃった、こっち来て、手を繋いでいたい、 夢に向かって(設計して)いるあなたを見ていたい、タバコ吸ってもいいわよ…。 う~む。設計を続ける彼に黒川が問う「君のエゴなんじゃないかね?」その通り。 「二人には時間が無いから」そうか?。それは「美しい飛行機を作りたいという彼の夢が 私の夢でもあるのよ」という「男性側からの理想的女性像」の上にだけ成り立つ話では?。 いよいよ余命少なになったら、黙って病院へ帰る…。彼に迷惑かけないわ。 美しい自分だけを見せたい?。血ヘド吐いたって愛する人は最後まで美しいだろうに。 腐海の毒で傷んだ手を「美しい手」と捉えるナウシカこそ大人ではないか!。 二郎、何やってんだ。死という魂の離陸に付き添いやがれ。 まあ、その辺は描いて無かっただけで不明なのだが…。 アニメーションと飛行機の違いはあれど、つい「監督自身の理想(の女性)を描いたのか?」と 思わずにいられない。そういう男を愛してしまう古風な女か。 この映画は、現代の女性から見てどうなんだろう。 |
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