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タイトル名 |
オープン・ウォーター |
レビュワー |
C・C・バクスターさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2006-10-08 13:42:08 |
変更日時 |
2006-10-08 13:42:08 |
レビュー内容 |
上映時間は80分程度だけど、飽きる。1998年、グレートバリアリーフで実際に起こった、ロナガン夫婦の失踪事件がベースになっている。最初に出てくる『実話を基にした』とは、ヒジョーに微妙な言い回しだと思う。人によっては、『実話そのもの』として解釈するだろうし、またある人は『実話がベースになってるんだな』とも思うだろう。まぁどちらにしても、ある程度の脚色は認められる。ただ本編前にそういうテロップが流れると、観客としては、前者(実話そのもの)として、捉えてしまいますね。だってこれ、実話風の作りになってますけど、『(実話の事件をヒントにした)、ドキュメンタリー風フィクション』ですもん。この演出は酷過ぎる。だだっ広いだけの大海原と、2人だけの出演者。役者の演技力と、プロットに緩急がなければ、これはちょっとキビシーっす。あまりに起伏のない展開に、絶望感や焦燥感、また恐怖も感じられなかった。360度の海。海水は冷たく、助けもない。連絡もできない。足が地についていない。自分の首から下さえも見えない。そういう状況に陥った時の怖さっていうのは、ちょっと伝わる。ただですね、フィクションならフィクションとして、そのへんをもっと煽ってもらいたかった。自分としては、後半にかけて盛り上がりのあった『ブレアウィッチ』の方がまだ良かった。(まぁあれも、偽ドキュメンタリーだから)どっちにしろ、これはかなり不服。ラストはそれなりに衝撃的。でもがっかり。10点満点中、頑張っても2点留まりっす。 |
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