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タイトル名 |
彼岸花 |
レビュワー |
一番星☆桃太郎さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-11-02 23:40:05 |
変更日時 |
2005-03-30 01:24:10 |
レビュー内容 |
場面転換で流れる極上の音楽、α波がギンギンに出てきてとても心地良い。有馬稲子の芯が強くしかし淑やかで美しい演技、父親と恋人の間で揺れる娘を見事に演じきる。山本富士子(超美人)の味わいがあってどこか艶っぽいポンポン出てくる関西弁も耳に届く度に嬉しくなる、こんな経験は初めてです。なんてたってラストがいい!ハリウッド映画だったら父親と駅で再会して思い切り抱き合うなんて終わり方かもしれませんが(ハグの方が正しいか?)小津監督はそんな下世話な事はせず淡々と電車にのる父親の姿で終わる。これだけで充分父親の寂しさもその反面にある嬉しさも伝わってきます。血がドバーッと出たり、クモ男が高層ビルの間を駆け回るわけでもない。だけど俺にとっては、この映画だって超一流のエンターテイメントムービーだ!! |
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