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タイトル名 |
ツォツィ |
レビュワー |
王の七つの森さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-01-23 22:58:36 |
変更日時 |
2008-01-23 22:58:36 |
レビュー内容 |
ストーリーの展開としては、平気で殺人を犯してしまう主人公が、赤ん坊を車の中に置き去りにしなかった理由がわからない。・・・・全体として強いて解釈すれば、どんな犯罪者にも悪と善とが心中に混在していて、何かのきっかけで、善なるものに目覚めるということなのだろうか。・・・・だけど、これだけの貧富の差、不平等を放置しておいて、赤ん坊の無垢さだけを頼りに、乱れた秩序に平安をもたらしましょう、というのはあまりに安易なような、、、、。極めて治安の悪いヨハネスブルクと言うけど、この映画の牧歌的な雰囲気を見ていると、救いが必要なのは、むしろ先進国の都市の方なのかもしれないと思えてくる。・・・・暴力、犯罪を描いているはずなのに、出てくるのは善人っぽい人ばかりだし、、、、主人公は、無垢な赤ん坊によって善なる心を育むけど、日本では、幼児虐待が増加しつつあるわけです。・・・・・・・・音楽といい、ストーリー展開といい、なんだか高校生や大学生がつくったフィルムを見ているような気がしました。 |
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