|
タイトル名 |
二十日鼠と人間(1992) |
レビュワー |
ろこもこ・らいすさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-11-15 09:28:31 |
変更日時 |
2004-11-15 09:28:31 |
レビュー内容 |
シニーズの監督力とマルコビッチの演技力。この2つの才能にただただ圧倒されるしかなかった作品。シニーズはジョージ役を舞台でも演じていたそうだが、その間に映画化に向け構成を練りに練っていたのか、これ以上はないと言ってもよいほど完成度が高く仕上がっている。一見地味で、盛り上がりに欠けるように思われるが、だからこそ1930年代の西部男達の野性味が際立つ。観客は、過酷ではあるが汗して労働する彼らに魅力を感じ、ジョージ、レニー、キャンディ3人の小さな夢に共感し始めたその時、どん底に突き落とされる。そして最後にジョージが取った行動…。彼が引き金を引く前に、レニーに夢の農場の話をさせるラストは、涙を止めることができなかった。 |
|
ろこもこ・らいす さんの 最近のクチコミ・感想
二十日鼠と人間(1992)のレビュー一覧を見る
|