みんなのシネマレビュー
空軍大戦略 - ザ・チャンバラさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 空軍大戦略
レビュワー ザ・チャンバラさん
点数 4点
投稿日時 2010-10-10 19:53:31
変更日時 2010-10-10 19:53:31
レビュー内容
敵を撃退したイギリス軍を極端に持ちあげることもなければ、空襲の悲惨さを過剰に押し付けることもない、イギリス人らしいドライな姿勢は非常に新鮮でした。特に印象に残ったのが「敵はロンドンへの空襲に戦力を割いているが、そのおかげで軍事基地を復旧させる時間ができた」というセリフで、イギリス人は勝つか負けるかのゲームとして戦争を捉えていたようで、自国民が無差別攻撃を受けていることについて理性を失うほどに激昂しなかったからこそ、圧倒的な戦力差にも関わらず本土を守り切ることができたのでしょう。ドイツ軍の描写も非常にフェアーで、彼らを純粋悪として扱うのではなく、あくまで戦力を競い合う敵国として扱っています。ほんの数十年前に経験した戦争についてここまで冷静に思考することができるものかと、一方歴史や戦争を感情的に捉えてしまう日本人としては感心しきりでした。本作にはイギリスの国民性が強く反映されており、歴史の本だけでは得ることのできない有益な情報が多分に含まれた稀有な作品だと思います。。。と、製作に当たっての姿勢については大いに評価できるのですが、映画としてはあまり面白くありません。多くのキャラクターが登場する物語としては上映時間が短すぎるために、それぞれのドラマが希薄なものとなっています。複数のドラマを同時並行で描きながら、印象に残るエピソードが何ひとつないというのは寂しい限り。また当時としてはオールスターキャストだったことに甘えてか、キャラクターの描き分けをやっていないことも大きなマイナスです。公開当時の観客であれば一目で俳優の判別がついたのでしょうが、現在の私達の目では誰が誰だか分からなくなる場面が多々あります。実機を使っての空中戦も最初は感動したものの、戦略やドラマと有機的に結びついていない単調な見せ場ばかりなので、何度か見ているうちに飽きてきます。これらの欠点については、監督のガイ・ハミルトンがここまでの大作を扱う器ではなかったということに尽きるでしょう。ドラマを扱える監督を起用していれば見違えるような作品になったと思います。
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。55.58点
2018-07-17オールウェイズ46.46点
2018-07-09黒い家(1999)74.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー47.39点
2018-07-04復讐するは我にあり76.67点
2018-06-26愛と死の間で34.85点
2018-06-26スイッチバック46.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ266.23点
2018-06-18危険な情事76.47点
空軍大戦略のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS