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タイトル名 |
人生の特等席 |
レビュワー |
とらやさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-11-30 23:12:29 |
変更日時 |
2012-11-30 23:12:29 |
レビュー内容 |
本当は上手くやっていきたい。しかし我が子との向き合い方に悩み続けてきた少々偏屈な頑固オヤジ。イーストウッドが俳優として一旦区切りを付けた傑作「グラン・トリノ」を思い出した。
俳優としての復帰作は、長年自身の元で働いてきてくれた愛弟子の監督デビュー作。ロバート・ロレンツにとっても師匠イーストウッドはやっぱり頑固オヤジだったのでしょうか。
ブレーブスの老スカウト、イーストウッド。一方敏腕弁護士の娘、エイミー・アダムス。共にそれぞれの職場で微妙なチームの一員に自身の居場所を脅かされている。父と娘のドラマと、それぞれの仕事が同時進行で進んでいき、最後はそれぞれの微妙なチームの一員がミスを犯し、父と娘の関係も修復への道を歩み出す。個人的には安心して見ていられる、こういうドラマは好きです。
最終盤で、序盤に登場したピーナッツ売りの若者や、スランプに陥った自身がスカウトした若手選手のその後を出すあたりは、忘れかけていた序盤のちょっとした登場人物を上手く活かしていたと思います。
引退を考え始めるイーストウッド演じる老スカウト。しかしラストでチームは契約延長を申し出る。これは「クリント、引退なんてまだまだ先だよ。」そんなロバート・ロレンツからのイーストウッドへのメッセージであるようにも思えました。 |
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