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タイトル名 |
時計じかけのオレンジ |
レビュワー |
DONGYAOSさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2004-06-23 14:53:40 |
変更日時 |
2004-06-23 15:45:37 |
レビュー内容 |
原作は、アンソニー・バージェス。バージェスは、妊娠中の妻が4人の米軍兵士に乱暴を受け子供を流産した悲劇を経験しています。本作の主人公アレックスは、決して時代のアンチヒーローではありません。しかし本作を誤解した若者たちが事件を起こし、キューブリックはイギリスでの上映を打ち切ることとなりました。本作は、暴力シーンがあまりにも凄惨であることから、近未来という設定をとり、できる限りリアリティが排除されています(原作も同じ)。そうしたアプローチが功となり、同時に無責任な印象も与えています。 ---------------本作、および米国で出版された小説には、原作(英国版)の最終章が欠落しています。この結末では、自我を取り戻したアレックスが、これまでの生き方にむなしさを覚えます。 |
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