みんなのシネマレビュー
ぼくを葬る(おくる) - wunderlichさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ぼくを葬る(おくる)
レビュワー wunderlichさん
点数 6点
投稿日時 2007-02-17 22:50:57
変更日時 2008-05-06 20:25:30
レビュー内容
テーマは死を宣告された主人公の心の葛藤。どれだけの数の映画が同じテーマを扱ってきただろうか。ごまんとある同じテーマの映画の中で、この映画が記憶に残されるべきだとすればただ一点につきる。それは、主人公が苦しみを打ち明けた時の祖母の言葉。「じゃ、今夜おまえと死のう」。この祖母の言葉をうけて主人公が流す涙。このシーンだけで、この映画は十分なのである。なぜなら、この台詞が示すように、この監督が本当に描きたかったのは「死を宣告されたもの」ではなく、「死を宣告されたものの周りにいるもの」だから。通常、主人公が死を宣告される映画では、観客は「自分が死を宣告されたらどうするだろう」と考え、主人公に自分の姿を重ねる。でも、この祖母の台詞があることで、観客は「もし誰かから死を宣告されていることを告白されたら自分はどう応えるか」という問いに巻き込まれる。そう。本当に人生で大切なことは、自分の死に方ではなく、他人を見葬る(みおくる)仕方なのではないか。自分がどのように死んだところで、死んだあとに自分の人生などないのだから自分の糧とはならない。でも他人の死を見葬ることは自分の糧になるのだ。どのように他人を見葬るか。それがその人の心のレベルを決めるのではないかと思う。そういう思考を喚起してくれる点で、この映画は記憶に残るべき作品になっている。
wunderlich さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-02-09鍵泥棒のメソッド87.36点
2011-02-01SP 野望篇64.96点
2011-02-01アンストッパブル(2010)76.81点
2010-06-22カフーを待ちわびて66.78点
2010-06-20ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE74.33点
2010-06-20明日への遺言75.47点
2010-03-31プリンセスと魔法のキス76.55点
2010-03-31スローターハウス596.64点
2010-03-31シャーロック・ホームズ(2009)66.06点
2009-12-29容疑者Xの献身86.67点
ぼくを葬る(おくる)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS