みんなのシネマレビュー
FRANK -フランク-(2014) - タコ太(ぺいぺい)さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 FRANK -フランク-(2014)
レビュワー タコ太(ぺいぺい)さん
点数 8点
投稿日時 2023-04-16 23:38:33
変更日時 2023-04-17 11:45:27
レビュー内容
ジョンとフランク、そしてバンドメンバー全員にとっての共通言語は「音楽」。ただし、ジョンにとってのフランクの「音楽」はバンドメンバーにとってのフランクの「音楽」とは異質なものであって、しかも相容れないもの。「音楽」の才能がないからこそ、それどころか何一つ自信を持って自己表現出来るものがないからこそ、我を忘れて「音楽」に拘泥しているジョンは、フランクとバンドメンバーが築き上げて来た「音楽」を破壊し、自らの価値観に引き込もうとします。そのジョンの価値観も、SNSで無責任に踊らされているものに過ぎません。どうにも生きることに不器用なのですね。

この作品、とりわけ「音楽」に固執することもなかったのだと思います。絵画でも詩でも演劇でも舞踊でも、自らの本質を表現し得る媒体であれば何であってもこの作品の趣旨は成立させられたように思えます。

概念としての仮面を破壊された上に現実の仮面も物理的に破壊されたフランクは、再び心を闇に閉じ込めてしまいます。しかし、意外にも手を差し伸べたのはジョン。バンドメンバーとの再会は仮面のないフランクの心を解き放ってくれます。そして、全てを失ったジョンは仮面を被って生きていくのでしょうか。

ジョンの家とフランクの家の環境が酷似しているところを見る限り、ジョンはフランクであってフランクはジョンであるような気もしますが。

スタイリッシュなエンドロールが物語をよりいっそう切ないものとしていますね。沁みました。
タコ太(ぺいぺい) さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-05-14いずれあなたが知る話55.00点
2025-05-12レンフィールド87.00点
2025-05-10夢の丘55.00点
2025-05-10怪獣ヤロウ!84.66点
2025-05-05スイート・マイホーム45.20点
2025-05-04パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)87.00点
2025-05-03教誨師87.22点
2025-05-01架空OL日記87.30点
2025-05-01ニトラム/NITRAM86.25点
2025-04-30新幹線大爆破(2025)66.64点
FRANK -フランク-(2014)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS