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タイトル名 |
アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング |
レビュワー |
タコ太(ぺいぺい)さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2024-12-03 16:52:09 |
変更日時 |
2024-12-03 16:52:09 |
レビュー内容 |
ヒロインが頭を打ったら鏡の中の自分が別人の如き超イケてる女の子に変ってた。って言ってしまうと何だか既視感のあるありがちな設定に感じてしまうのですが、本作の面白いところは一切そこに通じる映像が登場しないところですね。ヒロインに見えているヒロイン自身が登場しない。
あくまでもヒロインの主観の世界。VRですか?って言うぐらいにヒロインの脳内に限定されたイメージ。傍から見たら何一つ変わっていないのに激変を自覚するヒロイン。そりゃ友人・同僚を始めとして周囲は動揺しますよね。動揺しないのは今までの彼女を知らない人ばかり。CEO、そして彼氏などなど。ところがその人たちは(全員じゃないけど)レニーを高く評価する。彼女の本質を評価?そこが本作のポイントに思えました。
新しい?彼女(外見の変化によって超ポジティブ)を高く評価する人々、今までの彼女(外見に自信がなくて超ネガティブ)を知り尽くしていて愛おしく思う人々。どちらの人々もそれぞれに彼女を認め、受け入れています。問題はレニー自身ですよね。ビフォアもアフターも彼女の本質は同じなのに、当の本人はそれに気付かず容姿・外見と言うフィルター越しにしか自分を見つめられない。
結局、妄想の世界から戻ったことで再び彼女は自らの本質を封印してしまうのですが、最後の最後に目から鱗で真実に気付く。そしてハッピーエンドな訳ですが、肝心要のその部分がイマイチしっくり来ませんでした。プレゼンのスクリーンに映し出されたビフォア&アフター。自ら発した言葉で観衆を惹き付けるだけではなく自らの変革にも成功する?う~ん、あんなにも拗れた性格があの程度のきっかけで変わるかなぁ?
思えば最初っから最後まで殆ど感情移入出来なかったキャラ。だから素直にハッピーエンドを受け入れられない私なのかも知れませんが、なんだか不完全燃焼でした。CEOとか彼氏とか親友たちとか同僚とか、他の登場人物はそれぞれにキャラが立ってて面白かったんだけどな~。ちょっと残念感が残って6点献上に留めます。 |
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