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タイトル名 |
架空OL日記 |
レビュワー |
タコ太(ぺいぺい)さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2025-05-01 23:57:08 |
変更日時 |
2025-05-04 00:25:20 |
レビュー内容 |
何とも居心地の良い作品。連作コントを観ているような小気味良さ。大笑いする場面はそれほど多くはないのだけれど、気付けばニヤニヤ笑い顔で観てしまっている。納得させられている自分がそこに居る感じ。流石のセンスです。
この手のホンワカした雰囲気で纏め上げた作品でも、大抵の場合(特に劇場版製作にあたって)は何かしら大きなアクシデント的なものが盛り込まれていてそこがクライマックスになっているものですが、本作の場合はそれがない。強いてあげればラストのウェディングシーンがクライマックスですが、それさえもサラリとしていて二人の「私」の出逢いのためのキッカケに過ぎないといった感じですね。エンドロールの使い方も好感。
果たして、クライマックスにおける偶発的な?出逢いは夢オチと理解するべきなのでしょうか?それともマルチバース的概念として理解すべきでしょうか?個人的には後者かなぁ。「私」が夢を見ていたとするには、イマイチ物語上の必然性に欠けているような気がしたりもします。
と言っても、まぁそんなことはあまり気にしない方が良さそうですね。散りばめられた一つひとつのエピソード。そこに込められた人間味のある空気間がたまらなく心地良い。コントを始めとする他のバカリズム作品とも共通する面白さ(興味深さ)をじっくり楽しむのが正解だと思います。あぁ面白かった。 |
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