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タイトル名 |
KANIZAME シャークラブ |
レビュワー |
タコ太(ぺいぺい)さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2023-12-11 11:23:27 |
変更日時 |
2024-09-19 10:53:53 |
レビュー内容 |
誰が言ったか知りませんが「ペンシルバニアの映画製作マシーン」あるいは「ペンシルバニアのスピルバーグ」との異名を持つマーク・ポロニア監督作品。そもそもが観る者を大いに選ぶ異色の同監督作品の中で、同監督によるサメ映画的にも異色のクライム・サスペンス作品です。
ただ、本作をサメ映画と呼んでいいのかどうかは微妙かも。確かにサメ起源の合体生物は登場しますが、物語の中心ではなくどちらかと言うと脇役。そのくせ事件の発端であり、かつ事件を完結させる重要な役回りでもあります。ん?そう考えるとサメ映画と呼んでいいのかも知れませんね。
そして邦題にもありますように、登場するサメはサメとカニの合体生物「シャークラブ」。このダジャレ感は今回は邦題オリジナル。原題より気に入ってます。ちなみに原題直訳は差し詰め「売人鮫」ってところでしょうか?ただしこのハイブリット鮫、良く見るとサメにカニのハサミや足を生やした造形なのですが、登場シーンではどう見てもエビ的容姿。サメ映画を標榜するためにはサメの体型を残したかったのでしょうけれど、皮肉にも結果エビ的容姿になってしまったようで、独特の味のあるストップモーションからはもの悲しさが感じられます。
一連の同監督作品と概ね同メンバーのスタッフと出演者、例によって監督自身も出演するサメ映画。個人的には、適度な尺で大いに笑わせていただけましたのである意味満足です。とは言え高得点を献上するのには良心の呵責が…。なので5点献上に留めたいと思います。
(追記) ウィキペディアによると、原題2の「コカイン・シャーク」は本作とは全く関係ない「コカイン・ベア」がヒットしたことを受けての改題とのことです。ネット上には「コカイン・ベア」の監督さんも実際のコカイン漂流事件を機にサメ版に興味を示したとの記事もあり、新たな「コカイン・シャーク」の登場が待ち望まれるところです。待ってる人はごくごく少数かも知れませんが…。 |
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