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タイトル名 |
空気人形 |
レビュワー |
ハクリキコさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-11-21 00:25:56 |
変更日時 |
2009-11-21 00:25:56 |
レビュー内容 |
◆なぜ「こころ」を持ったのだろう?と思いながら見ていました。それはやはり「愛されたから」ゆえ。しかし、「こころ」を持つことは望まれていない。◆登場人物は皆、渇いていて、満たされることを望みながら、実際に潤されることを恐れ逃げている。◆「代用品」で埋めることは、自らに渇きを残す。それは、不満足ではなく、それが実は「安心」なのではないだろうか。◆満たされること、次にくる「失う」ことへの、恐怖。◆彼女の名前「のぞみ」。「代用品」が「代用品」でなくなったとき、登場人物の「望み」が具現化されることにより生じる、悲劇の象徴なのだ。◆ペ・ドゥナの肢体と、ラストシーン・星野真理の横顔。本当に美しかった。 |
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