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タイトル名 |
真夏のオリオン |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2009-06-27 19:27:36 |
変更日時 |
2009-07-18 22:47:51 |
レビュー内容 |
ファンタジー映画に考証ミスなどはどうでも良いとして、劇構成・脚本がかなり幼稚。過剰なファンサービスであろう主演タレントのクロースアップ過多の画面には、潜水艦映画の演出とは違う意味で窒息感が充満していた。麗しいロマンスから専門用語羅列に頼んだ似非アクションまで、戦争をダシに「売りの要素」を節操無く八方美人的に詰め込んだ「水増し大作主義」の散漫さはこの映画のというよりシネコン興業システム自体の問題とは思うが。回想形式の作劇自体の不味さがサスペンスを損なわせ、回想の回想が何度もドラマの流れを阻害するという、これはやはり「水増し」の弊害にもよるのだろう。その割に人物像の掘り下げのない、何とも浅薄な二時間である。
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