|
タイトル名 |
大脱出(2013) |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2014-01-12 23:17:12 |
変更日時 |
2014-01-17 23:57:41 |
レビュー内容 |
映画冒頭の脱獄シーンの寡黙さがなかなか良いと思う間もなく、 シルヴェスター・スタローンの雄弁な種明かし演説が始まってしまう。 かと思えば、主舞台に移っても公衆の中で堂々と密談を続けている。
監視の中、いかにして相棒とコミュニケーションを取り合っていくか。 そこにサスペンスを生み出すのが、脱獄映画の基本だろうが、その辺りが相当杜撰だ。 共演がよほど嬉しいのか、二人の対話については明らかに台詞過多である。 ボルトがどうの、シフトがどうの、それは画面に語らせれば済む話であり、 安易に台詞に頼るべきではない。 主人公の観察眼については、序盤で説明済なのだから。
状況解説用のトラッキングはただ官僚的であり、 対話どころか殴り合いまでアップショット偏重で鈍臭く 面白味を欠いた画面は映画でなくてテレビだ。
二人共、銃を構えたショットだけはやはり様になっている。
|
|
ユーカラ さんの 最近のクチコミ・感想
大脱出(2013)のレビュー一覧を見る
|