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タイトル名 |
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-12-23 23:24:51 |
変更日時 |
2013-12-23 23:26:06 |
レビュー内容 |
アナログレコードの音楽に合わせて踊る、トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンの俯瞰ショット。 ソファの上で弾むように脚を組み替えるミア・ワシコウスカの仕草。 静かな映画の中で、それらの滑らかな運動感がアクセント的に心地よい。
途中、そのミア・ワシコウスカの闖入によって館が三人所帯となることで ジャームッシュ流の移動の映画=ロードムービーとなる。 彼女の登場は、移動を促す契機としてあると云っても良い。
遠くに街の灯が散らばるデトロイトの寂れた夜道。 まばらな明かりの中に浮かび上がる廃墟の群れが、街の盛衰を偲ばせる。
勾配が特徴的なタンジールの石畳の路地。 黄昏のような、艶を帯びた妖しげな光の加減がエキゾチックで素晴らしい。
ランプを光源とした屋内シーンの見事さも見逃せない。
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