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タイトル名 |
インターステラー |
レビュワー |
ユーカラさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2014-12-13 00:29:41 |
変更日時 |
2014-12-13 00:48:46 |
レビュー内容 |
往々にして、理論だの考証だの物理法則だのに囚われるほど 映画からかけ離れるものである。 それらのルールに忠実に沿いながらも、どこかでそこから飛躍する、その瞬間こそが 映画の醍醐味といえるだろう。 そのような荒唐無稽な瞬間の楽しさはこの映画で云うなら、 例えば時計を介した父娘の交感であったり、兄妹の唐突な抱擁であったりだろう。
本作でもまた「重力」は重要な要素なのだが、では娘が「ユリイカ!」と叫びながら 宙に舞わせる紙のショットはあれがベストなのだろうか。
マット・デイモンがマシュー・マコノヒーを突き落とす地表の高低差の感覚は あの程度で良いのだろうか。 その危機の場面で、地球側で父への不信感を募らせる娘の姿を 幾度かクロスカットさせる手法は効果的なのだろうか。
母船を乗っ取られそうになるシーンで三者の位置関係の提示がまるでないのは サスペンス演出上、どうなのか。 視覚からではなく、理屈でシーンを形成しているのが明白である。
そうした画面のあり方への疑問は数限りない。
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